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『遠心力』 … “慣性力”の使用は厳重なる注意が必要です☆ ( ..)φメモメモ [理系っぽいお話]

バケツに入れた水を、

上下左右にグルグル回転させても水がこぼれない現象を見ると、

「遠心力だ!」[ひらめき]

とたいていの場合言ってしまいますよね。[ひらめき]

H25.スペースコロニー.gif

小さいころからこの現象を“遠心力”が働くからだよと、

良い聞かせられていればこの反応は当然でしょう。

しかしこの“遠心力”、何物なのでしょうか[exclamation&question]

バスや電車に乗っていて、カーブの時身体が左右に振られるのも遠心力というのだけど、

急ブレーキの時、身体が前のめりになるのは何なのか[exclamation&question]

うーん、なかなか難しいですね~。[ふらふら]

こんな時、物理屋さんはこう考えます。[ぴかぴか(新しい)]

まずそもそも『力』というものについて約束をしよう。こうするわけですな。

「力とは重力(質量)・電場(電荷)・磁場(磁荷)等の物理的実体・由来があるものを起源とする。」

こんなふうにまず考えます。

さて、その後のお話。古典力学では、運動を論ずる時、まず座標の設定を行います。

この時、地上でバスの乗客を観察するのか、

はたまた、バスの乗客の立場で観察するのかという

“見方の違い”つまり、座標の設定のし方の違いで、

出てきたり出てこなかったりする“力”があるのですが、

この力の事を“慣性力”と総称するわけです。[わーい(嬉しい顔)]

つまり、さっきの話の逆、物理的実体がないけど、『力』とみなしても差し支えないかなぁ…、

というものを“慣性力”というわけです。

何だかさらっと言ってしまっていますが、

このお話の根底には、

『慣性の法則』

というニュートン力学の根本法則と、

運動方程式は、“慣性系”でのみ成立するという大前提があるわけです。

この“慣性系”の逆、“非慣性系”(座標が加速度運動している系)では、

そもそも『運動方程式』が成立しないということも心に銘記しておいて下さい。[わーい(嬉しい顔)]

本当は具体的な例でやればもっといいのですが、

今日はこの辺でお開きにしましょう。[わーい(嬉しい顔)]

運動方程式の扱いもちょっと気をつけて下さいね。あくまで慣性系でのみ使えるという事をお忘れなく。

アイ教授 イラスト.jpg


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